HSPを知ってほしい

今年、29歳になる私が初めて知った少数派の気質。それがHSPです。

物心ついた頃、親が離婚し自分の考えを出さずに過ごしてきました。人の顔色を伺い、涙もろく、怒鳴られることが怖くいつも怯えていました。

HSPとは
簡単にいえば敏感過ぎる人です。
・大きい物音が苦手(大きい声の人も苦手 )
・注意されただけで、激しく落ち込む
・人の感情を読み取れるので、気を使う
・自分に自信がないので、他人に何か思っても言えない
・一度に多くのことをしようとすると、パニックになる

出会ってきた人々によく言われたこと
・考えすぎ、真面目過ぎる
・人に弱みを見せたほうがいい(頼れ)
・驚きすぎ(初めてのことを怖がる)

小学生の時、挨拶をした友達がいつもより元気がないことに気付き、声をかけれず避けていると「どうしたの?私何かした?ごめんね」と謝られてしまいました。他の人なら「ううん、元気なさそうだったから大丈夫?」となるでしょう。
私の場合、この子に嫌な思いをさせてしまった自分は何てダメなんだ、あのときどうしたの?って聞けば良かったのに…としばらく落ち込んでしまいます。

また体育の授業で、せまい更衣室で着替えるとき周りのことが気になったり、話し声が気になりいつも授業が始まるギリギリで着替え終わっていました。

こうして、学校生活や社会に出ても改善されることなくむしろ生きづらくなっています。

今年の春、私は離婚を経験しました。
本当はプロポーズされたときに(もう少し時間がほしい)と考えていましたが、自分もいい歳だし何より断るということが出来ませんでした。
・相手に悲しい思いをしてほしくない(人の感情が自分のことのように感じる)
・同棲していたので気まずくなりたくない
結果的に、お互い辛い思いをしてしまい、その時軽くうつ状態になりました。

助けてくれたのは双子の妹でした。妹はある特定の人や場所で声がでなくなる、または話すことが困難な病気でした。私には明るく接してくれるので、相談してみると「このままだと取り返しのつかないことになるから、早く行動したほうがいい」と言われ離婚を決意しました。

そこからは苦労の連続でした。
・気持ちを伝えるのが苦手
・新しい環境に対応するのが苦手
・物事を一度に処理出来ない
そんな私が離婚話をし、引っ越し手続きを済ませ、会社にはシフトを変更してもらえるように相談し、仕事も休まず無事、一人暮らしが出来る環境にしました。

それがどうしたの?って思いますよね。
でも今思うと、恐ろしいです。
時々、夢にみるんです。離婚したときのこと。
そして思います。もっと早くこうしていれば良かったのに。

仕事は今でも続けていますが、転職活動をしています。それもまたストレスになりつつありますが、仕事内容が自分に合っていないと、HSPの気質に気付いて知りました。ただ自分が仕事出来ないって思っていたので…。

多くの人にHSPのこと知ってほしいです。
転職活動の内容、引き続き書かせていただきます。